連帯保証人になることは自分で借金したのと同じと思いましょう
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今回の民法改正で目玉の一つとされている連帯保証人制度の改革。
いろいろなところからの横やりで一部では骨抜きにされたとも言われていますけど、
どうして連帯保証人の制度はかいかくされなければいけないのでしょうか?
まず保証人とは、
借金した人間がお金を返せなくなった場合に、借りた本人に代わって借金を返済しなければいけない人間のことを言います。
ただ保証人はあくまで借りた人間が返せなくなった場合に返済義務が生じるのであって、
借りた本人に返済する資力がある場合は返済する必要はありません。
それに対して連帯保証人の場合は、
借りた本人に返済する資力があるかないかに関係なく、
貸主から返済を求められてしまうのです。
普通に考えたらおかしいはずですが、
そんなおかしいことを法律的に認めているのが連帯保証人の制度なのです。
まあ、借り手より貸し手のことを考えた制度と言えるでしょう。
だからこそ連帯保証人制度の改革に対して横槍を入れる人が多かったのでしょうけど。
普通に生きていたら連帯保証人になるのを頼まれることもたくさんあるでしょう。
でも連帯保証人は自分でお金を借りたのと同じような立場に立たされることになります。
どんなに親しい人に依頼されても、熟慮するようにしましょう。
もし連帯保証人になるなら、自分で返済しなければいけないことを覚悟しておく方が良いかもしれませんね。