司法試験に合格しても貸与じゃジリ貧?
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こんにちは、
昨日こんなニュースが配信されていました。
司法修習生に国が給与を支払う「給費制」が廃止され、返済が必要な「貸与制」に移行したことをめぐり、横浜弁護士会は1月21日、「給費制」の復活を求めるシンポジウムを横浜弁護士会館で開いた。「貸与制」で司法修習を受けた弁護士や、これから法曹を目指す大学生が登壇し、貸与制の問題点を指摘した。
弁護士ドットコムより
司法試験は合格すればすぐに法曹になれる訳ではありません。
合格後1年間司法修習を受け、最終試験に合格する必要があるのです。
以前はこの司法修習中にお金が支給されていましたが、
司法試験改革の中で貸与制に変更されました。
つまり研修中は借金で生活をすることになるのです(貸与は選択制)。
もちろん研修ですから、税金を支払う必要が無いという意見もわかります。
でも自分がその立場だったらどうでしょう。
朝から晩から拘束されるのにお金が支払われず、
借金が増えていくだけ。
おまけに現状弁護士になっても十分に稼ぐことができるのかわからない。
こんな業界に入りたいと思いますか?
ロースクール制が導入されてから10年余り、
法曹を志す人間は激減しています。
優秀な法曹がいなくなって困るのは私たちです。
貸与制から給与制に戻したら税金の支出は増加します。
でも優秀な人材が法曹界に集まるようにするためには
必要な支出ではないでしょうか。
個人的にはそう思います。